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コミュニケーションの時代がストレスの時代を招いた
 ビジネスというものを考えたとき、コミュニケーションということが最も大切なものではないかと考えられます。なぜなら、あらゆるビジネスは顧客を作らなければ始まりませんが、顧客を作るためには見込み客へサービスや商品を知らせなければなりません。また顧客になって貰うためには連絡をする、連絡を受ける、やりとりをするなどの行為が必須になってきます。その後、顧客として定着して貰うためには、さらに一定のやりとりが必要なのは言うまでもありません。そうしたコミュニケーションを嫌って顧客を確保するのは至難の業ですし、さらに競争が激しくなっている中、いかに顧客とコミュニケーションを取るかがビジネスの要となっています。
 時代を振り返って考えたとき、今ほどコミュニケーションがクローズアップされる時代は初めてではないかと思います。通信や交通の発達は、多くの人、広い地域の人とのコミュニケーションを可能にしました。言い換えれば発達前は多くの人、広い地域でのコミュニケーションは現実的に難しかった訳ですから、限られた人たち、限られた地域で成立する生業で人々は暮らしていた筈です。そうした中ではよく見知った同士、よくわかった間柄としてコミュニケーションが成立すれば生きていけたことでしょう。ところが今では国境を越えた相手ともコミュニケーションが成立しビジネスが生まれる時代です。地域の外からも平気で情報が入り込みコミュニケーションが生まれてきます。常に競争にさらされビジネスを続けなければならない時代となっています。狭いコミュニティを築き小さくとも安定的に顧客を囲い込むことは難しくなっています。コミュニケーション上手の企業が乗り出してくれば顧客を奪われるのは時間の問題になります。かつては口べたであろうと筆無精であろうと生きていけたかもしれませんが、今からの時代はコミュニケーション手段を確保できなければビジネスでは取り残されていくことは必定です。

 しかし、見知らぬ相手に情報を発信し、価値観を探りながら共有しながらビジネスを成立させるためのコミュニケーションを取るという作業は高い技術や経験、資質が必要になります。誰もが持てる、持たなければならないと考えるにはハードルが高すぎはしないでしょうか?そこに激しいストレスが生まれていると考えます。

 また、受け手の立場に立つと、どこからコミュニケーションを取ろうというアプローチがあるかわかりませんし、中には危険なアプローチも混ざってきます。そのためコミュニケーションの時代でありながら壁は高くなっています。そこをかいくぐってアプローチを仕掛けてきますから、人々はコミュニケーションを必要としながらますます自己防衛本能も働かせて壁を厚く高くしていきます。

 常に新たな相手とのコミュニケーションを求められ、苦手な相手ともコミュニケーションを強いられる現代のビジネスはストレスを生む仕組みになっているとまで言っては言い過ぎと言うものでしょうか。

 しかし、ここを克服しなければビジネスが伸びていく見込みがないことも認めない訳にはいきません。
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テーマ:経営学 - ジャンル:ビジネス

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