中小企業のいろいろな悩みを解決するために作られた作戦室が、 このブログ「頑張れ中小企業」です。
アナログからデジタルへということ
 高齢の母親を連れて病院へ行ってきました。診察に付き添って先生のお話を聞きたくて行ったのですが、いろいろと病気以外のことについて考えさせられました。

 今どき珍しいほど、昔ながらの病院という雰囲気が残っているところで、建物の外側、内側共に剥き出しの配管が幾本も壁に貼り付き、待合室は人で溢れかえり、そこに「内科5番でお待ちの××さん、○○さん、△△さん、中に入りお待ち下さい。」などアナウンスがひっきりなしに流れ(向かいは外科、奥は脳外科、同じ待合室に色々なところからアナウンスが入るのです。)その喧噪の中にいるだけで病気になってしまいそうです。
 この雰囲気は取材で行った開発途上国の病院のようだなぁなど思い出し苦笑です。座って見ていると、初診で来た人のところに看護婦さんが来て「少しお待ち頂くと思います。予約の人が優先ですので大丈夫ですか。きっと数時間単位でお待ち頂くと思いますが・・・」など話して回っているのです。数時間!・・・でも皆、黙って頷いていました。

 予約してあった母親ですら1時間以上待たされました。結局、病院には採血、診察、会計、薬を貰うまで2時間30分いたことになります。
見ている限り、事務員も看護婦も医者も皆忙しく働いています。昼ご飯はいつ食べるのでしょう。きっと食事は後回しで患者を診ています。だから誰も文句も言えません。

 ここで言いたいのは、働く人のせいで患者が待たされているとは思えないと言うことです。母によると、この病院は違うところに新設しているそうで、新しい設備にお金をかけたくないのでしょう。事務や会計の為の合理化、IT化が進んでいないようなのです。最近の病院は色々と工夫しているところ、多いですよね。患者を待たせないような工夫です。そんな工夫をしていないのが問題のようなのです。

 おそらく新しく建てている病院へ引っ越すと、システムが変わることで同じ数の患者でも、これほど待たせることは無くなると思います。
つまり仕組み、システムを変えてしまうことで時間や値段、品質を全く変えることができると言うことです。

 小さな例で言うと銀行のATM。もうかなり昔の話ですが、隣の列はどんどん進んでいるのに私の列は進まない。みんな不満を感じていました。「やり方変えれば良いのに」と誰もが思っていました。ところがサービスと言うことを銀行という不遜な組織は知らなかったものですからそのまま放置。銀行業界も競争にさらされるようになって初めて、どこの銀行もフォーク並びに変えました。並び方を変えるだけで客に平等がもたらされ不満が減少したということです。

 立ち飲みというスタイルを日本に持ち込んだドトールコーヒー。気軽にコーヒーが飲めるシステムを考えたことで一杯のコーヒーの値段がグンと下がりました。

 DPEショップも、現像機を店に持ち込むという発想で、数日かかっていたサービスが1時間も待てば出来上がるという時代になりました。ところがデジカメとパソコンの普及で家でもプリントできる時代になってしまいましたが。

 つまりシステム、やり方を変えることで価格、時間、品質などを激変させる。それこそ、アナログからデジタルへという流れであり、あらゆる業種、業態へ進んでいる流れなのです。具体的にどのようなことがそこで起きているのかと言えば、多くにはITということが関わっているのだと思います。ITが関わることでシステムややり方が変えられる。このことは今更でもあるのですが、今日行った病院のように、まだまだ実行されていないところは残されていると思います。そんな業界では、それを実行する知恵を出せるか、知恵を実行に移せるかが企業存続の鍵になるのだと思います。
スポンサーサイト

テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック