中小企業のいろいろな悩みを解決するために作られた作戦室が、 このブログ「頑張れ中小企業」です。
価格はどう決められるのか
 今回も引き続き「心を高める、経営を伸ばす」の引用から話を始めたいと思います。

「私は、原価主義、つまり原材料費に諸費用を加え、利益を上乗せするという積み上げ方式で、価格を決定することはありません。
 一般には、価格というものは、競争原理における市場メカニズムで決まってきます。つまり、お客様が価格を決めるのです。
 そして、価格が市場において決定するならば、今度は製造コストを極小にもっていく努力をするのです。その製造コストと価格との差、それが利益です。ですから、製造コストを極小にするという努力は、利益を極大にすることにもなるのです。」

 製造業においては直球で受け止められる考え方かも知れません。しかし、人手に頼るサービス業では、ストレートに生かすことは難しいのではないでしょうか。つまり人件費の割合が高い業種の場合、どのように「お客様が価格を決める」という考え方を生かせるかということです。

 下手をすればダンピング合戦になってしまい、共倒れです。製造業では設計や製作工程、原材料の見直し、100個で成立しなければ1000個売れないかなど、色々と検討する観点があると思います。しかし介護サービスやハウスクリーニングのように省力化しにくい業種では、価格を下げようとすると人件費に直結しがちです。ここをどう工夫できるか、更なる工夫ができるかが課題なのだと思います。

 どういう意味かというと、例えば内装業者さんの場合、4時間の仕事でも1日仕事にして他の仕事は受けない業者さんは多いと思います。顧客の都合で時間変更が多いなど理由もあると思います。しかし、そこを見直して1日2件の仕事が受注できないか。ほかの業者さんと連携することでできないかなど、一歩踏み込んだ、今まで業界ではありえない方法を考える必要があると思います。

 成功した例として挙げられるのは、例えばドトールコーヒーです。コーヒーの原価が劇的に変わることはないでしょう。それより消費者に多くコーヒーを飲んで貰えば良い。テーブルの回転率を上げてしまえばよい。それまでに無かった立ち飲みで良い。という発想の転換が安売りのコーヒーを成功を導きました。まだまだ既存のやり方を根本から変えてしまうことで、業界自体がリニューアルできる可能性を探るべきなのだと思います。
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テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

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