中小企業のいろいろな悩みを解決するために作られた作戦室が、 このブログ「頑張れ中小企業」です。
シベールのラスクと3億円と10億円
 山形市にラスクの製造、通信販売で38億6500万円の売上をあげているシベールという会社があります。ほかにも洋菓子・パンの製造販売やレストラン、カフェも運営していますが、売上の多くはラスクの通信販売であげています。

 元々は山形市内で洋菓子やパンの製造販売をしていたのですが、自社製のラスクが好評なのに目を付け、本格的に製造、全国に向けての通信販売を始め成功しています。 

 以前、取材で社長から色々なお話を伺ったのですが、特に印象に残っているのは、売上1億円、3億円、10億円、それぞれに壁があるというお話しです。そろぞれ乗り越えて行くためには、大きく会社を変革しなければならないとおっしゃっていました。それまでの売上を上げてきたビジネスモデルでは乗り越えられないというのです。
 例えば洋菓子やパンの製造販売にしても山形市内では最大手にまで成長したとのこと。しかし、それではそれ以上の大きな会社にはなれないということに気づき、人気だったラスクに目を付けます。そして取った行動がラスク専用の工場の建設。店舗でパンやお菓子と共に作っていたラスクを、専用工場で生産するという発想は大きなリスクも背負っていたことと思います。しかし、市場を山形市内に限定するのではなく全国に拡げ売上をあげるには、専用工場と通信販売という二つの方法を採り上げるしかないと社長は決断し実行に移します。共に大胆な方法と思いますが、その二つの方法についてはさておき、その為には社内体制をかなり変えなければならないことは想像できます。しかし、それまでの体制で上手く行っていたのに、それを自ら壊し新しい形をつくることは容易ではないでしょう。そうした経営の変革を1億円、3億円、10億円と規模を大きくしていくときには実行しなければ、新しい事業、企画は成功しないというのです。

 新しい商品やサービスを外に向けて打って出る。しかし、外に向けての行動と共に、内に向けて体制づくりを大胆に変革することの大切さを考えさせられました。

※ラスクとは、「二度焼きのパン」という意味の英語(rusk)で、薄切りパンの表面にバターや砂糖、または卵白と粉砂糖を混ぜ合わせたものなどを塗ってオーブンで焼いたパン菓子のことです。今では塩味やハーブ味、シナモン味などもあります。
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テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

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