中小企業のいろいろな悩みを解決するために作られた作戦室が、 このブログ「頑張れ中小企業」です。
原点回帰が望まれる、ファミレスという業態
 息子がファミリーレストランのキッチンでアルバイトを始めました。バイトの日は帰宅すると、とにかく驚きの連続のようで、どのように調理しているのかを微に入り細に入り聞かされます。

 色々なところで聞いてはいましたが、合理的にシステム化された様子には改めて驚かされます。つまり、そこまでやっているのかということです。袋を開ける。暖める。並べる。などの作業の連続で、調理と言えるような手間のかかる部分は、殆どを工場で済ませているようです。
 お客様に早く出すため、スピードには気を使っているようで、慣れない息子はかなりせかされて作業をしています。もう作業と言った方がピッタリな様子で、調理という感じではないでしょう。客としては待たされるのは確かに嫌です。また、店側にとっては料理を早く出せばテーブルの回転率も多少は上がるでしょう。徹底した合理化をここまでかというほど進めなければ利益を確保するのも大変と思います。入れ替わりの激しい外食産業の中で生き抜くのは困難なことだと思います。

 ファミリーレストランが日本で広まっていった当時を思い出すと、今でも新鮮なコンセプトを歓迎していたのを思い出します。

 駐車場の心配がない。いくらゆっくり打合せをしていても追い出される心配がない。その上、コーヒーのお代わり自由。心ゆくまでゆっくりできる空間の提供は新鮮でした。

 でも、息子の話を聞いているうちに、おかしなことを感じ始めました。

 あくまでもファミレスはファミリーレストラン。レストランと言うことです。レストランは食事をするところ。確かに歓迎していたコンセプトには食事についてがありません。しかし、手頃に美味しい料理が食べられるということを歓迎していたのは事実でしょう。その後、さまざまな形態の外食店が出てくる中で、ファミレスの料理には魅力を感じなくなっていきました。慣れてきた、飽きてきたということもあるでしょう。しかし、他の外食店に比べ相対的に魅力を失っている点もあると思います。

 根本的には料理に魅力がなくなってきたことがファミレスの力を奪っている原因なのではないでしょうか。コンセプトの問題よりレストランとしての基本が問われているのではないでしょうか。そんな時、袋を開けて暖めるだけの料理で勝負をするのには無理を感じます。

 各地で激しい競争を繰り広げているラーメン店。そこでの勝敗の決め手やはり味です。セブンイレブンがコンビニ業界で抜きんでている理由のひとつにも弁当の味があると言われています。異業種ですら勝負の決め手になってくる味。ここに、こだわらなくて良いとは思えません。今こそ原点回帰をしなければ、縮小しつつあるファミレス業界に明日はないと思います。

 常に原点を見直すこと。それこそが企業の存続に欠かせないことを改めて考えさせられました。
スポンサーサイト

テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック