中小企業のいろいろな悩みを解決するために作られた作戦室が、 このブログ「頑張れ中小企業」です。
「面白いように仕事が取れる インターネット活用術 長江博仁 平野友朗 共著」
 「面白いように仕事が取れる インターネット活用術」は、具体的にホームページから士業と言われる人たちが、コンサルタントと呼ばれる人たちが、どのようにして仕事を取ってきたら良いのか?そのホームページの作り方が詳しく書かれています。商品よりもサービスの提供を生業にしている個人事業者や中小企業経営者の方たちには大変よく書けた入門書と思います。私も随分、この本を読んで頭の整理ができました。


 読み進む中で驚きは無いのですが、インターネットをどう捉えればよいか上手に整理されているので読後感が非常によいです。

 さて、当たり前と言えば当たり前の、次のくだりで少し考えてしまいました。
『こういった競争が激しい分野に新規参入する場合には、たとえば、

①サービスの付加価値をつけて、価格競争に乗らないで勝負をする

②自分自身をブランド化して、
 「あの専門家に頼むのなら多少高くても仕方がない」という、
 いわゆるブランド戦略をとる

③少しでもお客様にとってお得感がある見せ方をしていくといった
 「サービスの見せ方」の工夫をする

などを行い、少しでも差別化を図る必要があります。』
と言う部分です。

 正直、利益を上げられる業種で、競争が激しくない分野というのはあるのでしょうか?弁護士さんやお医者さん。確かに資格が必要な業種は、資格を取るのが難しければ難しいほど新たな参入は難しいでしょう。ところが、このような分野でも既に厳しい競争が生まれてきていると伝えられています。反対に考えれば、どのような業種でも競争は激しいと考えた方が良いのかも知れません。

 では新規参入には3つの方法しかないのでしょうか?
 まず一番目。付加価値をつけて価格競争に乗らない。一番まっとうな方法です。でも、それができないと思わされてしまう現実があるのも否定できません。極端に言えば牛丼業界では丼モノが300円程度。というのが常識になってしまいました。(その点、値崩れが少ないラーメン業界は見事です。)我々のような映像制作の世界でも凄まじいダンピングが横行しています。

 二番目はブランド化。でも、ブランドに価値を見いだしてくれるには・・・例えば我々の世界。企業のためのビデオを著名だと言われるディレクターが手がけることに意味を見いだす企業がどれだけあるのでしょうか?その点、単価が安い商品ですが、缶コーヒーのジョージアは見事です。ほかの缶コーヒーが価格競争に陥っているにもかかわらず、安売りしている姿を見たことがありません。しかし、ブランド化には時間と金もかかります。また時間と金をかけたからブランド化に成功するとも限りません。

 三番目のお得感。確かにわかります。たとえ一般の2割増し。もしくは定価販売でも、最後には、割安感を感じられる工夫は無いの?ということです。確かにコストをかけず満足感が得られる細かな工夫もあるでしょう。

 でも、どれもこれも決定的な強みにするにはたいそうな努力が必要です。そう。そこなんです。おそらく特効薬は無いということでしょう。当たり前と思えることを当たり前に積み上げていく。それが最後まで市場に残る唯一の道なのでしょう。反対に言えば当たり前のことを当たり前に続けることは、そう容易くない。だからこそ、それができれば他社との差は必ず開いていくとも言えるのでしょう。

 しかし、色々な業種を取材して思うのは、利益を出しやすい業種、業態と出しにくい業種、業態は歴然とあるということです。例えば外食産業。基本的には厳しい。ここで良い給料を得ようと言うのはホントに難しい。でも、だからこそ、この中で結果を残しているグローバルダイニングなどの会社は貴重と言えるのです。ただ、やはり思うのは最初から利益が出にくい業種、業態ではなく、どこの会社も利益を出しやすい業種、業態を狙うことが有利にビジネスを進めやすいポイントだということです。農業よりも漁業。同じ農業でもキャベツみたいに付加価値をつけにくい商品ではなくイチゴやメロンのような付加価値をつけやすい商品を。同じ漁業でも高級魚を扱う漁業を、ということです。一体どのような分野を選ぶかが、言うまでもなく大切だと言うことです。
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テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

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